最近、「初心者でも月収◯◯万円!」「作業1時間で自由な生活を実現!」といった広告コピーが目立つようになりました。
その中でも私が気になったのが、南るかという人物が広告塔を務める副業オンラインサロン「STEPONE(ステップワン)」です。


本記事では、このような「最短最速で月収50万円を目指す」といった表現に対し、消費者保護の観点から検証を行っています。
運営は合同会社TENDERとのことで、月額4,980円で始められるという手軽さもあって、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
実際に調べてみて驚いたのですが…このSTEPONE、見た目こそそれっぽく作られていますが、肝心の中身には気になる点がいくつもありました。
今回は、STEPONEの仕組みや運営会社、広告に登場する人物の実態まで、私が実際に調べた内容をもとに詳しく解説していきます。
なぜSTEPONE(ステップワン)は慎重に見極めるべきなのか?実態を検証してみた
一見、月額4,980円で「稼ぐ力」が学べるオンラインサロンと聞くと、試してみたくなる気持ち、すごく分かります。
ですが実際にSTEPONEの内容を調べてみると、「ちょっとこれは気をつけたほうがいいかも…」と思わざるを得ない要素がいくつも見えてきました。
ここではその理由を、私なりの視点も交えてお伝えしていきます。
稼げる根拠がどこにも見当たらない
STEPONEは「バイナリーオプションで勝率8割」「副業初心者でもすぐに結果が出せる」といった文言で集客していますが、じゃあそれが本当に再現できている人がいるのか?という点が、まったく見えてきません。
実際に稼げたという口コミもほとんど見つからず、具体的な実績データも開示されていません。
「バイナリーで勝率8割」という数字は、一見すごそうに見えても、為替相場の世界では非現実的なんです。
もし本当にそのレベルの手法があるなら、そもそもこんな価格で一般販売されていないはずですよね。




登場人物「南るか」の存在に疑問が残る
広告塔として登場する南るかという人物。
公式では「作業1時間で月収300万円の実業家」と紹介されていますが、経歴や過去の活動を調べても、裏付けになる情報が一切出てきません。
SNSやメディア露出もゼロ。しかも、「南るか」はおそらく偽名で、顔出しはしていても本名やビジネスの実績が不明なままなんです。
さらに気になるのは、合同会社TENDERが過去に販売した他の副業でも、同じように“実態のない広告塔”が起用されていたこと。
同じ手法が繰り返されていると考えると、ちょっと警戒してしまいますよね💦
運営会社に過去の問題あり
STEPONEを運営している「合同会社TENDER」は、設立間もない会社で、所在地は長野県岡谷市の住宅地。
法人としてのホームページもなく、事業内容や活動実態が不透明です。
しかも過去には、同社名義で「エルドラド」という副業案件を展開していた形跡があり、それに対しても“稼げなかった”“騙された気がする”といった声が出ていたんです。
代表者名も案件ごとに変わっている点も見逃せません。
今回のSTEPONEでは「南るか」が責任者と記載されていますが、過去の案件では「奥山政幸」という別名義が使われていました。
これが何を意味するのか…普通に考えれば、ちょっと不自然だと思いませんか?
ビジネスより“期待感”を売っている
私が感じたのは、STEPONEは「稼げるノウハウ」よりも、「稼げる気がする空気感」を演出している点です。
作業1時間、勝率8割、月収300万──このような“夢のような言葉”がちりばめられているだけで、中身のあるロジックや戦略の話はあまり出てきません。
つまり、サロンの中で教えられる内容がどれだけ本質的なのかは分からず、むしろ「なんかすごそう」と思わせる雰囲気で課金を誘導しているようにも見えるんです。
STEPONE(ステップワン)の参加前に知っておきたいこと
これまで「なぜSTEPONEに注意が必要か?」をお伝えしてきましたが、今回は別の角度から掘り下げてみます。
「じゃあ実際、登録したらどんな流れになるの?」「運営会社って信頼できるの?」という疑問に答える形で、口コミや運営情報、さらにはLINE登録後のフローまでまとめました。
口コミは?実際に“稼げた”という声はあるのか
私自身もかなり調べてみたのですが、STEPONEに参加して「稼げた」「役に立った」というようなリアルな声は今のところ確認できませんでした。
出てくるのは以下のような反応ばかりです。
- 「月収300万円って話、盛りすぎでは?」
- 「南るかって誰?情報が出てこない」
- 「バイナリーで勝率8割って聞いて信じかけたけど…」
SNSや掲示板、ブログなどを巡回しても、プラスの評価が極端に少なく、明らかな成功体験談が一切ないというのは、やっぱり気になりますよね。
LINE登録後の流れは“既視感ある構成”
STEPONEにメールアドレスを登録すると、すぐにLINE登録へ誘導されます。
登録後の流れは、よくある副業系プロモーションと非常に似ており、
- 「おめでとうございます!あなたも今日から…」的なメッセージ
- 成果を強調したストーリー風の案内
- 専用サロンや限定特典への参加リンク
と、感情を盛り上げてから入会へ誘導する流れになっています。
そして実際に入会してみると、稼げる内容というよりも、次のステップとして有料商材(例:バイナリーオプション教材)を購入する案内が続く形になっているケースが多いです。
特商法の記載はあるが…中身に疑問
一応、STEPONEのLPには特定商取引法に基づく表記が掲載されています。
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | トラスト合同会社 |
統括責任者 | 南るか |
住所 | 長野県岡谷市川岸東5-16-34 |
メール | [email protected] |
まず、合同会社TENDERではなく、トラスト合同会社に変わっていること。
これって、どういうことなんでしょうか?
考えられるのは以下のような理由です。
- 案件ごとに名義を変えて、過去の炎上や悪評をリセットしようとしている
- サーバー管理を一元化し、複数案件を同時に運営している
- 運営の実態をぼかすために、わざと会社名を分散させている
このような背景を考えると、「別の案件だから安心」と思って参加したら、実は同じ運営元だった…なんて可能性も否定できませんよね。
また、電話番号 090-2948-4362 も消去されています。
電話番号を消す理由はなのでしょうね💦
そもそも、連絡先が消されているということは、責任逃れだと考えるのが普通でしょうね。
また、記載されている住所をストリートビューで確認すると、商業施設やオフィスとは言い難い環境です💦
会社は果たしてどこでしょうか?





住所も連絡先も調べてみると信用できないことがわかるわね。
めちゃくちゃな感じ…
トラスト合同会社はALOHA.JPの運営会社と同じ?STEPONEとの関係も検証
実際に調べてみて驚いたのですが、「STEPONE(ステップワン)」公式ページには、「合同会社TENDER」ではなく「トラスト合同会社」という運営会社名が記載されています。
そして、この「トラスト合同会社」という名前、どこかで見覚えがあると思ったら…そう、以前取り上げた副業案件「ALOHA.JP」の運営元として登場していたんです。
ただし現時点では、「STEPONE」と「ALOHA.JP」が完全に同一運営であるという明確な証拠は見つかっていません。



とはいえ、同じ社名が使われているうえに、住所や責任者名などの情報も一致している部分があり、偶然とは思えない類似点があるのは事実ね。
サーバー情報が物語る「裏のつながり」
さらに深掘りしてみると、「steponemk.com」ドメインのサーバーには、過去に検証した以下のような案件のページが格納されていることが判明しました。
- 甲斐雅人のMasters Bank(マスターズバンク)
- 尾崎圭司のMyList(マイリスト)
- 武田真一の新型給付金ONE
これらはいずれも、「完全自動」「月利○%保証」「作業数分で自由な生活」といった共通の構成・演出があり、ランディングページや動画の編集スタイルも非常に似通っています。
このことから、異なる名前で複数の案件を展開している一つのグループが背後に存在している可能性は十分に考えられます。
まとめ:内容より“誘導フロー”に力を入れている印象
LINE登録から始まる一連の流れを見ていると、実際の学びやノウハウよりも、「気分を上げて課金へ導く仕組み」が先行している印象を強く受けました。
- 口コミが不自然なほど少ない
- 実績のある利用者が見つからない
- 登録後に別商材を勧められる構成
- 表記されている情報がめちゃくちゃ
表面的な会社名だけで判断せず、「ページの雰囲気」「動画の構成」「登録の流れ」などを観察していくと、隠れている共通点に気づくことがあります。
特に今回のように複数の案件が同じサーバーで動いているとなると、それだけでも十分に関連性を疑う理由になるのではないでしょうか。
違和感を感じたらスルーせず、ぜひひとつひとつ丁寧に調べてみてくださいね。