「完全放置で月利20%が狙える」といった魅力的なことを謳う投資システム「Masters Bank(マスターズバンク)」。
年利換算するとなんと約891%にもなります。
これをまさか本気にしている方いませんよね?💦


完全放置で月利20%という謳うのは、これらはリスクを軽視して説明しているケースが多く、FX自動売買ツールや仮想通貨のハイプ系案件に多く見られる特徴です。
今回の記事では、Masters Bankのビジネスモデルやその仕組みの真相を掘り下げながら、見えてきたリスクについて詳しく解説していきます。
なぜMasters Bankは「現実的ではない」と言えるのか?その理由を徹底解説
Masters Bankが謳う「月利20%の継続的な利益」という言葉には、いくつかの大きな矛盾が見受けられます。
私自身、これまで様々な投資案件を調べてきましたが、投資の本質を考えると、このシステムには根本的な問題があると感じます。
まず大切なのは、投資というものにおいて「安全かつ確実な月利20%」などという利率がいかに現実離れしているかを知ることです。
もし仮にこの利率が本当なら、先ほどもいいましたが、1年後には資産は約8倍になります。そして3年後には500倍以上になる計算です。
実際、これを地道に達成できるファンドやシステムが存在するなら、世界中の投資家が殺到しているはずですよね。
ここで見えてくるのは、「夢を見せるだけの仕掛け」ではないか、という点です。
実際に月利20%を得られる投資手法は、高リスクなFXや仮想通貨の短期取引が多いです。
ただし、損失が出る可能性も同程度高いので、損を出せば資金があっという間に消える可能性があります。




「入金先の不透明さ」は大きなリスク
Masters Bankでは動画を視聴しても、どこにお金を預けるのかが最後まで説明されません。
通常、FX自動売買を行う場合は、信頼できるFXブローカーを介して資金を運用します。
しかし、Masters Bankではそのブローカー名が明かされることはなく、「銀行からお金を移すだけ」と抽象的な表現が続きます。
これは非常にリスクの高い特徴です。
もし「通常の銀行口座に振り込め」と言われた場合、それは投資ではなく、単に運営者への送金に過ぎません。
このような構造は、過去に多くの資金トラブルを引き起こした事例と似ています。
「甲斐雅人」という人物の不透明な経歴
次に注目すべきは、開発者とされる「甲斐雅人」という人物です。
もしこの人が本当に外資系ファンドやメガバンクで経験を積んでいたのなら、システムの内容が投資家目線でより具体的な説明になるはずです。
ですが、動画をずっと見ていても、曖昧な表現が続き、経歴を裏付ける情報は確認できません。
さらに過去の投資案件を調べると、このような動画に登場する人物が単なる「演者」であることがあたりまえに見られます。
実際にクラウドソーシングでローンチ動画の出演者を募集していることもあるので、プロフィールが事実でない可能性は否定できません。


結局、Masters Bankのビジネスモデルとは?
Masters BankはFX(外国為替取引)の自動売買システムを利用するビジネスだと説明されています。
動画の中で「銀行に預ける」という表現がありましたが、実際には「FXを活用して資産を運用する」と後半で明かされます。
つまり、銀行にお金を預けるわけではなく、FXトレードの自動売買ソフトを使って利益を狙うという内容です。
それなのに、肝心などのFXブローカーを利用するのか、具体的なトレード手法は何なのかといった説明がありません。
FX自動売買自体は合法ですが、「完全放置で月利20%が確実に稼げる」といった内容は過剰な表現ですし、実現するのは非常に難しいものです。
さらに途中で「Coin Bank」という仮想通貨版のシステムが登場し、FXに加えて仮想通貨取引を行う新システムとして「月利30%」を目指せると宣伝されます。
要するに、Masters BankはFXや仮想通貨の自動売買を利用した資産運用ビジネスを謳っているものの、具体的な内容が不透明で信頼性に欠けるシステムというのが実態です。
口コミ評判は極端に少ない、あるいはネガティブが多い
Masters Bankについての口コミを検索すると、ポジティブな意見はほとんどないですね。
むしろ、実際に参加したという人たちの投稿には、以下のような内容が目立ちます。
- 「動画は煽りが多く、内容が薄い」
- 「システムの仕組みが理解できないまま30万円近くを支払ってしまった」
- 「運用後に追加資金を要求された」
また、「月利20%が継続できた」という具体的な成功例の証拠はなく、信憑性が疑わしいと言わざるを得ません。
口コミが極端に少ない場合、考えられる理由は次の2つです。
- システムが開始されてから間もない
- 実際に運用して利益を得た人がほぼいない
特に後者であれば、募集者側が想定している「資産運用」ではなく、単なる資金集めで終わるケースが多い点には注意が必要です。


LINE登録後の流れと誘導手法
LINE登録をすると、最初は「気軽な説明動画」が送られてきます。
ですが、だんだんと以下の流れのローンチ動画で参加を促されるようになります。
初回は期待感を煽る内容ですが、回を追うごとに「今参加しないと損をする」というメッセージが強調されます。
「明日19時から募集スタート!」という煽り文句がよく使われますが、これはスケジュールに沿って自動で送信されるメッセージです。実際には誰でもいつでも同じタイミングで申し込めます。
最終話の動画視聴後に送られてきた参加費用は288,000円。
これだけでも高額ですが、参加後に数十万円を追加資金を投入しなければまともに運用できないという話も多く見られます。
例えば「追加プラン」「アドバンスシステム」のようなオプションが提示され、最終的な支払い総額が数百万円に膨れ上がるケースもあるのです。



こういう流れに巻き込まれると、元本を回収するどころか資金がどんどん減っていく危険性があるわ
過去の類似案件との関連性
Masters Bankを調べると、「新型給付金ONE」「MyList」「ドリームサポーター」といった過去案件と同じサーバー上に存在していることが分かりました。
これらの案件にも共通するのは、以下の特徴です。
- 「動画形式での煽り」
- 「LINE登録を起点とした個別誘導」
- 「高額な初期費用と継続的な追加資金の要求」
これらの案件が同一の運営者によって作られている可能性は高いです。
「LINE登録後にステップを踏ませて徐々に信頼を得る流れ」はよく見られる手法で、最終的には高額な参加費用の支払いを求められます。
まとめ Masters Bankはオススメしない



正直なところ、このシステムに対して感じたのは「違和感の多さ」ね。
月利20%という驚異的な利回りを謳いながらも、肝心の運用ロジックが曖昧で、具体的な説明がほとんどない点が一番引っかかりました。
特に気になったのは「お金を移すだけで資産が増える」という簡単すぎる説明です。
投資経験がある方ならお分かりかもしれませんが、金融の世界で安定的に利益を出し続けるのは並大抵のことではありません。
むしろ、リスクをしっかり理解し、自分で戦略を考えながら資産を増やしていくのが現実ですよね。
それなのに、「完全放置で月利20%が狙える」と言われると、つい「本当にそんな夢のような話があるの?」と疑ってしまいます。
しかも、LINE登録後に煽り文句が続き、最終的には高額な参加費用を要求される…こういった手法は、過去にも似たような事例があり、結末があまり良くなかったケースが多いんです。
投資で成功するための王道は「地道な努力と情報収集」だと私は思います。
確かに、短期間で一気に資産を増やしたいという気持ちは分かりますが、そんなときこそ冷静さが大切です。
目の前の「夢のような話」に飛びつくのではなく、少し立ち止まって考えてみる余裕を持ちましょう。
もし「これは本当に信じていいの?」と少しでも不安に思ったら、やまだにご相談ください。いつでも力になります^^