最近、日本でも巧妙な詐欺の手口が増え、特にSNSやマッチングサイト、LINEのオープンチャットを通じて行われる詐欺が注目されています。
たとえば、バイツワップ、RFI、笹山金融塾などがそうです。






特に中華系と思われる詐欺グループによる手口が増えているようで、被害に遭わないために、その手口や対策について知っておくことがあなたやご家族の身を守ることになります。
そこで今回は、よくある勧誘のパターンと防止策を紹介していきますね。
マッチングサイトやSNSを通じた勧誘パターン


まず一つ目のパターンとして、マッチングサイトやSNSでの知り合いから投資の勧誘を受けるケースが挙げられます。
詐欺グループのメンバーは、外国人や海外に長年住んでいた日本人を装い、日本語がやや不自由なフリをして接触してきます。
彼らは以下のような流れでターゲットに近づくことが一般的です。
勧誘の流れ
- 最初はあくまでカジュアルな会話から始まり、個人的な悩み相談や趣味の話題などで距離を縮めます。
- 日本語が不自由なフリをすることで、返答が遅くなったり、時に不自然な会話が生まれても「慣れていないから」と信じてもらいやすくなります。
- 会話の流れで「今は投資で収入を得ている」などと言い、投資に関する話題を持ち出します。
- 具体的な話になった段階で、実在しない偽の投資サイトや詐欺サイトを勧め、そこに資金を投じるよう誘導します。
- 詐欺サイトには偽のデータや利益が表示されるよう設定されており、投資を始めた人に一見して収益が上がっているかのように見せます。
- 利益が出たと信じた人がさらに資金を投入したり、周囲の知人を巻き込むようになると、詐欺の被害が拡大します。



このパターンは、SNSでの新しいつながりを利用した手法であり、親しい関係を築くことによってターゲットの警戒心を和らげ、投資を勧めるのが特徴ね
LINEオープンチャットを利用した詐欺手法


もう一つの手口としてLINEのオープンチャットを利用するパターンも広まっています。
この手口はSNSの広告などで興味を引き、LINEのグループに参加させるという流れで進行します。
勧誘の流れ
SNS広告やメールなどで「投資で楽に稼げる」「副業で月○万円」といった文言を目にし、リンクをクリックするとLINEのオープンチャットに誘導されます。
- グループ内には投資の先生役やサポート役が登場し、株式投資や仮想通貨などに関する「講義」を行います。
- 初期段階では一般的な投資知識や情報を教えるため、勧誘ぽくみえないのが特徴です。


- 投資講義を通じて参加者の信頼を得た後、最終的に詐欺グループが運営する偽の投資サイトやアプリを紹介します。
- グループ内で他のメンバーが「実際に稼げた」「簡単に利益が出た」といったコメントを流し、参加者の不安を取り除こうとします。
最終的には、投資金額が大きくなるにつれて突然グループが解散される、アカウントがブロックされるといった形で連絡が取れなくなり、被害に気づくという流れです。



多人数が参加するオープンチャットのために安心感を抱かせやすく、講義形式で「ためになる情報を得られる」と思わせて投資に誘導するのね
今から出来る4つの防止策
主にこの2つの手口ですが、まるで本物の投資家や専門家がいるように見せかける巧妙さに驚かされるでしょう。
ですが、冷静に見ると、これらには共通する「怪しさ」もあることに気づきます。
以下の4つの点に気を付けて、冷静に対応することで被害を防げる可能性が高まります。
- 見知らぬ人からの投資話には注意
- ネット上での知り合いやLINEオープンチャットのグループからの投資勧誘には特に警戒が必要です。
特に、日本語が不自由であることを言い訳にする人や、親しくなってから突然投資話を始める相手は要注意です。
- ネット上での知り合いやLINEオープンチャットのグループからの投資勧誘には特に警戒が必要です。
- 講義形式やグループに参加しても冷静に判断
- 投資に関する知識を提供するグループに参加しても、必ず疑ってください。
- 講師役やアシスタント役が登場したら怪しんでも、そこにいる全員が本物の投資家や仲間ではない可能性が高いことを忘れないように!
- 実在する証券会社や金融機関を使う
- 投資を考えるなら、必ず実在する証券会社や信頼できる金融機関を通して行うことが重要です。
ネットで見つけた無名のサイトやアプリには大きなリスクが伴います。
- 投資を考えるなら、必ず実在する証券会社や信頼できる金融機関を通して行うことが重要です。
- 少額でも「簡単に儲かる」は信じない
- 投資において「簡単に儲かる」「リスクなしで高利益」といった文言は詐欺確定です。
本当に安定した収益を目指すなら、コツコツとした勉強や経験が欠かせません。
- 投資において「簡単に儲かる」「リスクなしで高利益」といった文言は詐欺確定です。
まとめ
詐欺グループの手口が巧妙だと、なかなか自分が詐欺のターゲットにされていることに気づきません。
いい話を聞くと、誰でも最初は警戒はするものです。
ですが、LINEグループの仲間が稼げたという話や先生と呼ばれる人物のリアルストーリーを聞くうちに、教育・洗脳され、いつの間にか「この人たちの言っていることは本当かもしれない」と思うようになります。
そこで、警戒心がとれてしまうのですが、こうなることが中国の詐欺グループの狙い通りです。
最も良い方法は、興味本位で参加しないこと。
LINEオープンチャットもその他のSNSも詐欺の温床です。
なので、絶対に参加しないようにしましょう。
投資は他の副業とは違って特殊です。
大きな金額が動くので、不透明な機関や信頼性に欠けるところの情報に頼るのは超危険です。
どうしても投資で稼ぎたいということであれば、
✔ 証券会社や銀行が提供する投資講座やセミナー
初心者向けの無料セミナーや講座を提供していることが多い。
オンラインでも参加できるものが増えており、講師は金融のプロフェッショナル。
✔ 証券会社や投資アカデミーが運営するコミュニティ
専門家のアドバイスが得られる場が提供されているので安全。
✔ UdemyやCourseraなどのオンライン学習プラットフォーム
実績のある投資家や金融の専門家が提供するコースを受講できる。
日本FP協会などの公認資格を持つ講師が提供するコースや、基礎知識から応用まで学べる教材が充実している。



経験と実績を持つ投資ブロガーやYouTuberは実際の取引や戦略についての解説を行っていることが多く、勉強になると思う。
でも、プロであることが確認でき、宣伝色が薄い人を選び、信頼性を見極めること!
「誰でも簡単に稼げる」と謳われる手口には100%裏があります。
今回紹介した内容を頭に入れておくことで、自分自身が詐欺のターゲットにならないための第一歩となります。
もし、すでに心当たりがある場合は、すぐにLINEブロックで関係を断ち、家族や友人にも注意喚起してみましょう。
そして、インターネットで新しいつながりを持つ際には、いつでも冷静な判断を忘れずに、賢く行動することが大切です!





